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水筒のパッキンに黒いポツポツを発見して、ゾッとしたことは誰しもがあるはず。
一生懸命洗って、キッチンハイターに漬け込んだのに、ぜんぜん落ちないときは絶望しちゃいますよね…

もうこの水筒、諦めて捨てるしかないのかな
わたしも実際その悩みに直面して、自宅にあるあらゆる洗剤や裏ワザを実際に試してみました。
そこで分かったのが、普通のハイターで落ちないパッキンのしつこいカビには、試してほしい最終手段があるんです。
この記事では、わたしがやってみたリアルな検証結果と、二度とカビを生やさないための予防策をまとめました!
水筒のパッキンに生えたカビがキッチンハイターでも落ちないのは、
カビの根がゴムの奥深くまで入り込んでいるためです。
もちろん、キッチンハイターに含まれる次亜塩素酸ナトリウムは、カビの色素を漂白する力はとっても強いです。
が…私が観察してみてわかったのですが、パッキンに使われているゴムやシリコン素材は、洗剤の成分が内部まで浸透しにくい性質を持っているんですね。
特に厄介なのが、長期間放置して根を張ってしまったカビです。

表面だけが白く漂白されても、ゴムの奥にあるカビの根っこまでは漂白成分が届きません。
これが、漬け置きしても黒いポツポツが残ってしまう主な理由なんです。
しかもパッキン自体が劣化していると、ゴムの表面に微細なヒビや亀裂ができて、そこにカビが入り込みやすくなっています。

一度劣化が進むと、洗ってもカビが落ちない負のループに入ってしまいます

根が深くて厄介なんだね…
水筒のゴムパッキンのカビは、洗剤の密着度を上げるために、
ハイターに片栗粉を混ぜてペーストにすると薄いカビなら落ちると予想しました。
「ハイターだけでダメなら、もっと密着させて液剤の力をカビに集中させればいいんじゃない?」という仮説を立てて、実際に試してみました!
実際に行った手順
- キッチンハイター(塩素系漂白剤)を大さじ1と、片栗粉を少しずつ混ぜる。
→歯磨き粉くらいのドロッとしたペースト状を作ります。 - カビの生えたパッキンにそのペーストを塗りつけ、ラップで密閉して30分放置。
検証結果:期待外れ
結果は…正直、期待外れでした><
できたばかりの薄いカビや、色が付き始めた程度のものはキレイになりましたが、しつこい黒カビには効果がイマイチ。
落ちないカビがしっかり残ってしまいました。
失敗の原因は、
- 片栗粉を混ぜると漂白成分の濃度が薄くなってしまう
- ペーストが時間とともに乾きやすく、完全に密着させ続けるのが難しい
ということでした。
残念ながら、水筒のパッキンに根を張ったカビには力不足のようです…
水筒のゴムパッキンのカビは、
重曹はアルカリ性なので、カビの根本原因を取り除けない→基本的に落ちないと予想しました。
重曹は弱アルカリ性で、油汚れや酸性の汚れを落とすのには優れています。
が、カビの細胞を殺菌したり、色素を分解して漂白したりする力はほとんどありません。

カビの色素を消すには、やはり塩素系漂白剤が必要です
とはいえ、「重曹の研磨作用&発泡作用で、カビを物理的に剥がせるかも…?」と考え、以下の方法を試してみました。
実際に行った手順
- パッキンに重曹を振りかける。
- 上から水で薄めたクエン酸水をスプレーし、発泡させる。
(この時、ハイターと混ぜないように細心の注意を) - しばらく放置した後、使い古しの歯ブラシで擦る。
検証結果:目立つカビは薄くなった
目立つカビの色は少し薄くなりましたが、黒いポツポツを完全に消すことはできませんでした。
ただ、歯ブラシで擦ったことで、細かい部分の汚れやヌメリは取れた!
このため、水筒のパッキンを日頃の掃除でキレイに保つための『補助的なアイテム』としては使えるなという印象です。

しつこいカビにはやっぱり力不足です

重曹はカビ取りの専門家じゃないんだね
水筒のゴムパッキンのカビ取りで最強の方法は、
キッチンペーパーを使ってハイターの原液を長時間密着させることだと実体験でわかりまいた。
片栗粉の検証で「密着させることの重要性」はわかりました。
なので今度は、原液の濃度を保ちながら、カビの根っこに成分を長時間届かせ続ける方法でやってみました!
実際に行った手順
- キッチンペーパーを細くちぎり、カビの生えたパッキンの溝や黒いポツポツの部分に沿って丁寧に貼り付ける。
- 上からキッチンハイターの原液を、たっぷり染み込ませる。
→ペーパーがヒタヒタになるくらい染み込ませます。
(※絶対に換気し、酸性のものと混ぜないでください!) - さらに上からラップで完全にフタをして、半日(約12時間)放置。
- 半日後、ラップとペーパーを外して水でしっかりと洗い流す。
検証結果:感動的!
半日経ったあと、びっくりしました!
黒くてしつこかったあのカビが、ほぼ目立たないレベルまで落ちたんです。

これは感動モノですよ!
大事なのは普通にハイターにつけるのではなく、原液をできるだけ長くカビの根っこにまで浸透させることです。
これが、わたしがたどりついた水筒のパッキンカビ取りの最強手段です!

長い時間密着させるのが大事なんだね
水筒のゴムパッキンのカビがとれない時は、捨てて交換するのがベストです。
最強の密着法を試してみて、それでもカビが落ちない場合は、そのパッキンは完全に劣化している可能性が高いです。
ゴムの繊維がボロボロになっていて、カビの根がかなり深く入りすぎてしまっているんですね。

カビが残ったまま使い続けるのは、衛生面も気になりますしね。
でも水筒本体はまだ使えるし…ということで私が調べたところ、多くのメーカーではパッキンだけを数百円程度で販売していました。
パッキン交換の具体的な手順は以下の通りです。
英数字の組み合わせ(例:SM-ZA型、JNR-型など)をメモします。
大抵、本体の底や側面に必ず記載されています。
「(メーカー名) 水筒 (型番) パッキン」で検索すれば、交換用の部品がすぐに見つかります。
メーカーの公式サイトやAmazon、楽天などのECサイトでも取り扱いがあることが多いです。
どうしてもパッキンは消耗品です。
衛生面的にも、半年に一度など定期的に交換することがオススメ。
もちろん本体を捨てるのはもったいないので、部品交換でうまく使っていきましょう!
水筒パッキンにカビを二度と生やさないための予防策は、
とにかく分解・乾燥・洗浄を徹底することです。
どんなにキレイにカビ取りをしても、また同じ使い方だとすぐに黒いポツポツが出てきてしまいます…
実はパッキンは、水筒の中で最もデリケートな場所なんです。
その理由は、水分が残りやすく、雑菌やカビが繁殖しやすい箇所だからなんですね。
ちなみに、わたしが実践して効果があった予防策は以下の通りです。
基本中の基本ですが、面倒だなぁと思う時も必ず実行しています。
水筒を使った後はフタからパッキンを外して、中性洗剤とスポンジで溝や裏側までしっかりと洗います。
プラス、飲み物の成分や手垢を残さないように心がけています。
これが実は一番重要です!
洗った水筒本体、フタ、そしてパッキンは、それぞれをバラバラにした状態で完全に乾燥させます。
わたしは、キッチンペーパーの上に置いて、夜通し乾燥させています◎
フタに戻す前にパッキンを指で触って、水分が残っていないか確認する癖もつけました。
週に1回程度、パッキンを熱湯に数分漬ける煮沸消毒を行っています。
これで、残った雑菌やカビの胞子をリセットです!
(ただし、必ずパッキンの耐熱温度を確認してから行ってください)

毎日のひと手間が未来を作るわけです
水筒パッキンのカビがキッチンハイターでも落ちないとき、色々試した結果は以下の通りです。
- 水筒パッキンのカビがキッチンハイターでも落ちないのは、カビの根がゴムの奥深くまで入り込んでいるから
- 水筒ゴムパッキンのカビは、ハイター+片栗粉だと薄いカビには効果あり、しつこいカビには不向き
- 水筒ゴムパッキンのカビは、ハイター+重曹だと完全には落ちない
- カビ取り最強の方法は、キッチンペーパーにハイター原液+ラップで密閉し半日置く、長時間密着法
- 水筒ゴムパッキンのカビがハイターでも落ちない時は、パッキンだけを買い替えるのがおすすめ
- 予防策は、使用後は必ずパッキンを外して洗う&完全に乾燥させること
もうカビが取れない…と諦める前に、ぜひぜひ『長時間密着法』を試してみてくださいね。
実際にやってみて実感できたので、本当におススメです!
お手持ちのなかなか取れないパッキンのカビも、これでかなりスッキリするはずです。
もしカビが残ってしまっても、新しいパッキンに交換すればいいだけなので大丈夫ですよ◎
パッキンを変えるだけでも、また水筒を気持ちよく使えるようになるかと思います。